2014年06月30日
ぐるり、牡鹿半島。
仙台に生まれ育ったものの
「牡鹿半島」へ行った記憶がありません。
行っていたとしても幼すぎて記憶に無い。
なので、実質 「初」 の牡鹿半島ぐるり旅へ行ってきました。
まずは、蛤浜の「カフェ はまぐり堂」で腹ごしらえ。
そのときの様子はコチラ→★
「夜になると鹿が出るよ」
「鹿の鳴き声ってキューって言うよ」
そんな牡鹿半島の鹿のハナシを聴きながら
曲がりくねった道をゆく。
沖縄県の東海岸に「大国林道」という
ジャングルの道があるだけれど
その道を彷彿とさせるような深い森と
紺碧の海が次々に現れる美しさよ。
その道中、そこかしこに小さな小中学校やその廃校跡地がありました。
人口と比べて学校数が多いなぁという印象。
家に帰って、教員だった母に聞いてみると、昔の牡鹿半島は
道路が整っていなく、船で行き来しないと行けない場所も多かったそうで
生徒も遠くまで通えないため小さい学校があちこちにあったとのこと。
その名残なんですね。
母がもしも牡鹿半島に赴任になっていたら私も子供の頃は
ここで暮らしたのかな。
海辺の暮らし。海辺のこども。海辺のわたし。
それも良かったな、と想いを巡らし先へ進む。
牡鹿半島といえば女川原発。
小屋取の浜へ降りて、原発を見る。
津波から一部浸水したもののぎりぎり免れたと
いうのでもっと山手にあるのかと思ったら
想像以上に海っぺり。いや、冷静に考えれば
原発だから海沿いなのは当然なんだけど
自分の目で見るとその距離感に驚きです。
のどかな漁村に突如現れるコンクリートの建物。
そして、海辺には監視カメラ。
そのギャップに、違和感を感じながら、釣り糸タラリ。冷や汗タラリ。
監視カメラの緊張で全然釣れませんでした(←人のせい)
*奥に女川原発が見える。
しかしながら、さすが牡鹿半島。
曇りだっていうのに段違いに海が美しい。
晴れていたらどんなに美しいんだろう。
梅雨が開けたらまた来ないとな。
断崖の山々と美しい海に
囲まれた牡鹿半島。
初めての町にいるからなのか
宮城にいる気がしない、不思議な感覚。
私が知っている宮城は
ただただ仙台のごく一部でしかなくて
まだまだ知らない場所だらけです。